今回はこのような疑問にお答えしていきます。
記事内容
・アイデアの作り方
・アイデアが思いつきやすい時間と場所
・アイデア作成の際の注意点
今回はアイデアの作り方を紹介していきます。
何者でもない私のアイデア作成法なんて信用できない。
そう思うかもしれません。
ですが、安心してください。
今回はジェームス・W・ヤングさんのアイデアの作り方という本を参考にお伝えしていきます。
しかし、それだけではただの要約になってしまうので、さらに、アイデアがひらめきやすい時間帯などを脳科学的に紹介していきます。
アイデアが思いつかなくて悩んでいる方はこの記事を最後まで読み、実際に実践すれば必ずひらめくようになります。
それでは本題に参りましょう。
アイデアの作り方
アイデアというと、急にパッとひらめくものというイメージがありますが、ジェームス・W・ヤングさんによるとそうではないようです。
アイデアは車の製造と同じように必ず作る工程があり、工程を省いてしまってはひらめくことはないそうです。
そのため、アイデア作成は骨格を知ることが何より大事。
それを知っていれば、あとはその通りに行動していけば良いのです。
しかし、多くの方がアイデアをひらめくことはできない。
世紀の大発明も、アマゾンやアップルなどの画期的なものを作るアイデアもほんの一握りの人しかできません。
それはなぜかというと、このアイデア作りの工程は知っていてもやる人が少ないからです。
アイデアをひらめくに至るまでの工程は生半可なものではありません。
労力を必要とし、仕事で手が一杯の現代人はできない人が多いと思います。
だからこそ、画期的なアイデアで世を席巻する人は少ないのです。
ではこのことを知った上で実際に作る工程を解説していきます。
資料集め
アイデア作りの第一段階は資料集めです。
「なんだよ、そんなことかよ」と思ったかもしれません。
しかしながらここはアイデア作成において一番大事で一番見落とされがちなところです。
アイデアというのはどのように生まれるかというと、既存のアイデアとの組み合わせでできます。
新しいものというのは全て、今あるものとの組み合わせでしかありません。
つまり、たくさんの情報を知っていなければ、新しいものとの関連性を見つけ出し、組み合わせることは不可能です。
赤ちゃんが世紀の発明をするでしょうか?
しませんよね。
また、世紀の大発明や今を席巻している有名企業家たちはみな有名大学を卒業しています。
「専門知識と一般知識」を豊富に持っている人たちが今を席巻しているということです。
つまり何が言いたいかというと、資料を集めなければアイデアは絶対に生み出せないということ。
この資料集めは地味でめんどくさいと感じる人が多いです。
ですが、アイデア作成の根幹となる部分はこの場所だと肝に銘じておきましょう。
日頃から情報をインプットする。
何かのキャッチコピーを考えるのであれば、対象となるものを事細かく調べる。
ブログのアイデアが思いつかないなら、本や新聞などを読む。
このように日頃からインプットして資料を集めましょう。
それがアイデア作りの第一歩です。
情報の咀嚼
資料を集めたら、それを咀嚼するのが第二段階です。
この段階では、集めた情報の関連性やさらに新しい情報を書き加えるなどして、資料をより精度の高いものにしていきます。
この際に役立つのがマインドマップです。
書籍ではカード索引法というものが紹介されていましたが、マインドマップで十分だと私は思います。
マインドマップとは、私たちの頭が自然に行っている思考プロセスを反映したノート法です。
頭の中で起きていることが「見える化」されるので、考え続けることが非常にラクになります。
これをすることでどんな情報を集めたのかを確認でき、さらに情報を整理することができます。
また、足りない情報に気づき第一段階の戻ったりすることもできるので、マインドマップはオススメです。
資料から距離を取る
第二段階が終わった段階で、多くの方は途方に暮れ、頭がボーッとし、疲れ果てていると思います。
そして、せっかくたくさん集めたのにアイデアは生まれない。
そう思っているでしょう。
そんなときは、資料から距離を置くことが大事です。
アイデアがひらめくのは何かを必死に考えている時ではなく、何気ない行動をしている時などのふとした瞬間です。
例えば、アルキメデスが「アルキメデスの原理」を発見したのは風呂に入っている時だったそうです。
なぜこのようなリラックスしているときにひらめきが得られるかというと、脳からアセチルコリンという脳内物質が分泌されるからです。
アセチルコリンは認知機能や、ひらめき、作業の効率・発想力などと関わっている脳内物質です。
詳しくは樺沢紫苑先生の本を読んでいただきたいのですが、とにかく、アイデアは資料を集め、咀嚼したら、あとは放置することが大事です。
そうすることで、脳内で情報勝手に整理してくれ、ひらめきを得られるようになります。
アイデアの誕生
第四段階はひらめきの瞬間です。
ここまできたらひらめきを待つのみです。
ここまでお話を聞いていて気付いた方もいるかもしれませんが、ひらめきの瞬間までに意識的に行わなければならないのは第一段階と第二段階だけです。
それ以降の二つは無意識に任せれば良いのです。
そう聞くとなんだかやる気が出てきませんか?
資料を集めて、資料を咀嚼してを加える。
そうして後は待つだけ。
それだけでアイデアは生まれるということ。
こんなにも簡単なのにアイデアが生まれないということは、多くの方が第一段階や第二段階をしていないということになります。
ひらめきが必要な多くの経営者が読書習慣があるのもこれで納得できます。
アイデアは第一段階と第二段階が大事です。
アイデアを現実世界と結びつける
最後はアイデアが生まれたら、それを実際に活用できるよう現実世界と結びつけることです。
ひらめいたアイデアはまだ生まれたてのひよこと同じです。
外の世界でどのように活躍できるかわかっていません。
実用性がなければ誰にも使ってもらえませんし、誰かの役に立たなければ良いはありません。
ひらめいたアイデアがどのように現実世界で適用できるか最後に考えることが大事です。
科学的にみたアイデアがひらめきやすい時間と場所
アイデアがひらめきやすい時間
アイデアがひらめきやすい時間は午後です。
なぜかというと、午後にかけて先ほど紹介したアセチルコリンが分泌されるようになるからです。
多くの芸術家が夜にならないと創作活動ができないというのは、朝は論理的な思考が向いていて、夜が創造的な思考に向いている人間のメカニズムによります。
私も、朝は記事の執筆や語学の勉強など論理的な思考を伴うことを積極的に行い、夜はアイデア作成やアイデアをひらめくための資料集めの時間にしています。
このように1日の中で人間のメカニズムにあった作業をするように心がけると生産性がグンと上がっていきます。
アイデアをひらめかせるために朝から考え事をするのではなく、夜にリラックスした状態で考えてみてください。
ふとした瞬間にアイデアが降ってきます。
アイデアがひらめきやすい場所
素晴らしいアイデアを生み出すヒントが「スウェーデン式アイデア・ブック」という本に書かれています。
この本によると「アイデアが浮かびやすい場所は4つある」としています。
1.バー(Bar)
2.お風呂・トイレ(Bathroom)
3.乗り込みバス(Bas)
4.ベッド(Bed)
上記の通りです。
四つの頭文字をとって「創造性の4B」と呼んでいます。
この4つの共通点は、何かについて根気づめて考えている場所ではないということ。
全て日常のひと時です。
バーでお酒を飲んでほろ酔いの時、お風呂に入ってリラックスしている時、バスや電車に乗っている時、ベッドでゴロゴロしている時。
そんなふとしたときにアイデアはひらめきます。
このことを知っておくと、資料を集めた後その資料から距離を起きやすくなると思います。
ぜひこのような場所でぼーっとしてみてください。
ひらめきが得られます。
アイデア作成の注意点
アイデア作成の注意点が一つだけあります。
アイデアがひらめいたら必ずメモするようにしてください。
アイデアは花火みたいなものです。
パーンと弾けて時間が経てばすぐになくなってしまいます。
せっかくひらめいたアイデアを忘れてしまってはもったいないです。
また、多くのかたがアイデアをひらめいたときにこんなアイデア価値がないなと感じてメモしないこともあります。
アイデアというのはダイヤの原石です。
最初はお粗末に見えても磨けば輝く可能性があります。
アイデアをひらめいたら、それがたとえ価値がないように感じてもメモするようにしてください。
時間が経ってメモを見返したときに、役立つかもしれません。
メモの仕方はなんでも良いですが、私はノートやメモ帳を持っておくのがオススメです。
スマホのメモ帳だと自由度がなくて、書きたいこと表現できないことがあります。
しかし、紙であれば自由に書くことができます。
創造性をフルに活用できるので、できれば紙を使用してほしいです。
私はロルバーンのノートがお気に入りで使用しています。
メモ帳タイプとノートよりは小さいけど少し大きめのもの。
シンプルで洗練されていて紙の色が真っ白ではなく少し黄色味がかかっているのが集中できます。(あくまで私の見解です)
ぜひロフトや文房具屋さんなどどこにでも売っている有名なメモ帳なので使ってみてください。
まとめ
おさらい
・アイデアは資料集め、情報の咀嚼、距離を取る、誕生、現実世界と結びつけるの5段階で出来上がる
・アイデアがひらめきやすい時間は夜
・ひらめきやすい場所は「創造性の4B」
・アイデアはどんなものでも必ずメモするようにしよう
今回はアイデアの作成方法を紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
アイデア作成に工程があるなんて思いもしなかったでしょう。
ですが、これを知っておくだけでアイデアのひらめきやすさが段違いにかわってきます。
また、何度も言うようで申し訳ないのですが、アイデア作成で一番大事なのは資料集めです。
精度の高い優良な情報を集めることができればそれ相応のアイデアが生まれます。
地味でめんどくさい作業ですが、ここだけは忘れずにいてほしいです。
今回参考にさせていただいた書籍のリンクを下に貼っておきます。
どちらも最高に面白くて読むべき本なのですが、どちらかといえば、ジェームス・W・ヤングさんの「アイデアのつくり方」を選んでほしいです。
なぜなら、1時間ほどで読めるほどの本の薄さで大事なことが凝縮されているからです。
読書習慣がない方でも1日あれば必ず読めます。
ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの生活がより豊かになることをお祈りしております。