「集中力がない」
「テストや資格の勉強が長続きしない」
そんな風に悩まれている方は多いと思います。
そんな方に向けて今回は集中力が切れる時間と効果的な集中力を保たせる方法を紹介していきます。
集中力がないと悩まれている方は是非参考にしてみてください。
集中力が切れる時間
そもそも人間はずっと集中することはできません。
活動の限界があるのです。
それはどのくらいなのか?
・高い集中力を発揮する時間15分
・集中力の持続時間の限界90分
これが人間が集中できる最大の時間です。
なぜ90分なのかと言いますと、人はウルトラディアンリズムという体内時計を持っており、90分と20分のリズムを持っています。
睡眠の場合は、私たちは眠った後に90分の深い眠りと20分の浅い眠りを繰り返し目覚めを迎えます。
この時間生物学の法則が集中力にも当てはまると指摘したのは、精神生物学者のペレツ・ラヴィー博士です。
なので、基本は90分が活動限界だと考え、90分たったら休憩を挟むのがオススメです。
集中力を長く保たせる方法
休憩を取り入れる
集中力を長く保たせるには、集中が切れるタイミングで休憩を挟みましょう。
休憩を挟みながら作業を行うことによって高い集中力を持続する事が可能になります。
効果的なテクニックが二つあります。
ポモドーロテクニック
ポモドーロテクニックとは25分の作業と5分の休憩を繰り返していく方法になります。
この方法は以下の方にオススメです。
・集中力が現段階であまりない方
・作業をするモチベーションが上がらない方
・勉強が楽しくないと思っている方
これを行うことにより、高い集中力が保てるようになります。
特に、集中力が今なくて悩んでいる方はオススメです。
集中する時間が短いので、取り入れやすいと思います。
集中する時間は個々の集中力の有無で変えていただいても平気です。
15分と3分を繰り返すのでも十分効果は期待できます。
徐々に時間を増やしていき、集中力を鍛えていきましょう。
ウルトラディアンリズム
これは先ほど紹介した、人間が本来持っている体内時計に沿った時間で作業していく方法です。
90分と20分の作業と休憩を繰り返すもので、自然な集中力を発揮する事が可能になります。
これはいろいろな研究で明らかになっており、その一つが世界トップバイオリニストの練習時間に関する研究です。
一般的にトップバイオリニストになるには、寝る間も惜しむ厳しい反復練習が必要だと思われてきました。
ですが、世界レベルのバイオリニストを対象とした研究によるとウルトラディアンリズムに逆らわずに練習している人ほど、高い成果を上げていたそうです。
これは集中が切れた状態で長い時間練習するよりも、短い時間ではあるけれど高い集中力を発揮する方が成果につながる事がわかります。
なので、集中できる限界を知り、その範囲内でベストな作業を行って、時間がきたら休憩を挟むのが効果的です。
ですが、今現状集中力があまりない方はポモドーロテクニックを行った方が良いです。
ポモドーロテクニックをやっていって、集中力が鍛えられてきたらウルトラディアンリズムをやってみてください。
休憩中に行うべき事
休憩中に何をすべきかは他の記事で紹介しています。是非気になる方はそちらをご覧ください。
まとめ
✅おさらい
・高い集中力を発揮できる時間は15分
・集中力の限界は90分
・ポモドーロテクニックやウルトラディアンリズムを使って休憩をしながら作業する
今回は集中力が切れる時間を紹介しました。
集中力は一生続くものではありません。
人間には限界があります。
そのことをよく知ることで、対策が可能になります。
是非集中できずに悩んでいる方は、今回紹介した方法を試してみてください。
また集中力を上げるアイテムを10個紹介した記事があるので、さらに集中力を引出したい方は是非そちらもチェックしてみてください。