Healthcare

自然と触れ合おう! 自然から得られるメリットとは?

みなさんは普段自然と触れ合っているでしょうか?

都会のど真ん中に住んでいる方や、そこら周辺で勤務している方は自然と向き合う時間はものすごく減っていると思います。

ですが、自然と触れ合うのは人間にとってものすごいメリットをもたらしてくれます。

今回はそのメリットを紹介していきます。

自然と触れ合う機会が少ない方は、これを機に日常に自然を取り入れてみて下さい。

なぜ自然が人に良い影響をもたらすのか?

まず、なぜ自然が人間にとって良い働きをするのか?

原始時代を生きていた僕らの祖先は緑が豊かな環境で生活をしていました。

つまり、自然に適応して生きてきたのです。

なので、遺伝的には僕ら人類は自然と触れ合うことでたくさんの良い効果が出るように進化してきました。

ですが、今は環境と遺伝のミスマッチが起きています。

現代のコンクリートに囲まれた環境は100年くらい前からです。

光に溢れていて、ネットでたくさんの人と交流できるようになったのもここ最近の話です。

ですが、遺伝的には原始時代と何ら変わりはありません。

なんせ僕ら祖先は600万年前から1万年前まで狩猟採集生活をして生きていたからです。

その間で僕ら人類はほぼほぼが出来上がりました。

なので、遺伝的には原始時代の頃の生活形態が一番能力を発揮しやすいのに、それができていないというのが現状です。

では、何から始めれば良いのか?それは自然と触れ合うことです。

自然から得られるメリットとは?

自然に触れ合うことで得られる最大のメリットは「副交感神経を活性化する」ことです。

副交感神経とは気持ちが穏やかな時に働き出す自律神経の一つで、日中に溜まった疲労やストレスを癒してくれます。

つまり、自然は人体の疲労を回復する働きを持っているということです。

現代の人々はアクティブな活動をする時に活性化する交感神経が優位になりがちです。

そうすると疲労がなかなか抜けず、ストレスをため込む原因になってしまいます。

また、感情のコントロール能力が低下してしまうので、物欲や食欲が暴走してしまったり、感情の浮き沈みが激しくなってしまいます。

交感神経が悪いわけではなく、遺伝と環境のミスマッチにより夜になっても交感神経が優位のままで、副交感神経を活性化できないことが良くないのです。

そんな現代人にとって必要不可欠な副交感神経を活性化させてくれる自然を日常に取り入れることにより日々のパフォーマンスの向上や疲労感の軽減に役立つのです。

その他のメリット

自然と触れ合い副交感神経が活性化することによってたくさんのメリットが得られます。

健康的になる

仕事のストレスなどで交感神経が優位になりがちな現代人にとって副交感神経を活性化することは非常に重要です。

交感神経が優位のままだと血管が収縮して血液の循環が悪くなり、各臓器に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなってしまいます。

さらには、体内の老廃物が排出されにくくなることで、肩こりや腰痛、倦怠感や疲労感などの症状が出てきてしまいます。

また、胃腸機能も弱まってしまうため、消化不良を起こしやすくなってしまいます。

そこでしっかりと副交感神経を活性化させ、自律神経のバランスを保つことによって、そのような不調を改善することができるようになるのです。

仕事が捗る

仕事場に植物を置くことで生産性や幸福度が上がるということがわかっています。

これは環境心理学を取り扱う学会誌、Journal og Environmental Psychologyによると、集中力を要する作業をする際に、植物が置いてある部屋の方が、置いてない部屋に比べて、疲れを感じづらいという結果が得られました。

つまり視界に緑を入れながら作業を行うことにより、副交感神経が活性化し疲れを癒しながら作業を行えるということです。

ぜひ仕事場や作業部屋などに緑を取り入れましょう。

デスクに小さい観葉植物を置くだけでもかなり効果が期待できます。

勉強が捗る

これも仕事が捗る理由と一緒です。

高校受験や大学受験、資格取得など、勉強を1日に何時間も行わないといけない人にとって、できるだけ長い時間集中したいことでしょう。

そんな時に、植物が見える状態で勉強することにより、疲れを感じにくくなります。

これは肉体的にではなく精神的にです。

勉強する人にとって、脳の疲れをできるだけ取り除くことがものすごく重要になってくると思います。

そこで、デスクに緑を取り入れ、長時間の集中を手に入れましょう。

睡眠の質が向上する

自然を取り入れ、副交感神経を活性化することにより、睡眠の質が高まります。

寝る前はできるだけ副交感神経を高めておかなければなりません。

そのためには、光を浴びないようにし、部屋を涼しくして、できるだけアクティブなことはしないことが重要になります。

そして、そのほかでできる対策は自然を感じることです。

自然を感じながら涼しくて暗い部屋で読書なんかをしてれば一瞬で眠れるようになるでしょう。

眠れないという人は必ず部屋が暑すぎたり、明るすぎたりします。

睡眠の質を高める完全ガイドをブログ記事に載せましたので、自分の睡眠に満足していないという方はそちらをチェックしてみて下さい。

効果的な取り入れ方

では自然をどのように取り入れれば良いのか?

その方法は何種類かあります。

一つは観葉植物を買うということです。

リビングやデスクなど普段頻繁に使う場所に観葉植物を置きましょう。

そこまで大きくなくても平気です。

僕はゴールデンポトスという植物を持っています。

それをデスクに置いて本を読んだりブログの原稿を書いたりしています。

このゴールデンポトスのいいところは夏でも週に一度の水やりで平気でとにかく育てるのが楽です。

また、空気をきれいにしてくれる働きも持っているので、その点でもものすごく優秀です。

NASAが発表している取り入れるべき植物の中でもポトスは入っています。

Amazonで購入できるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

その他では、人口の観葉植物でも効果があると言われているので育てるのが面倒だという人は、そのようなもので代用しても平気です。

また、自然の音を聞いたり自然の風景を見るだけでもリラックス効果を得られるので、スマホやパソコンのホーム画面を自然の風景にすると良いと思います。

これを機に日常に自然をたくさん取り入れてみて下さい。