Concentration

マルチタスクは危険!マルチタスクをやめて集中力を引き上げよう

 

「勉強をしながらYoutubeをみてしまう」

「作業中に周りが気になる

「一つのことに集中できない」

こんな風に悩まれている方は多いと思います。

そんな方にむけて今回はマルチタスクの正体と危険性を解説していきます。

この記事を読めばマルチタスクがいかに集中力や生産性を落としてしまうかが分かります。

 

普段マルチタスクを行っていて、あまり仕事や勉強がうまくいっていないという方は是非最後までお読みください。

 

マルチタスクの正体

マルチタスクとは、一体何なのか?

一般的にマルチタスクというと複数のことを同時に行うことと思われがちですが、それは間違いです。

実際には、マルチタスクとはタスクスイッチングになります。

スタンフォード大学の神経科学者エヤル・オフィル博士はこう言及しています。

「人間は実のところマルチタスクなどしていない。

タスクスイッチングをしているだけだ。

タスクからタスクへと素早く切り替えているだけである」

 

このタスクの切り替えを頻繁に行うことが、実は脳機能を低下させ、日中の集中力や生産性を落とす原因になってしまいます。

 

タスクの切り替えには0.1秒もかからないため、当人はその遅れに気づきません。

ただ、同時にできる動作もあります。

例えば、ラジオを聴きながら運転はできるし、食器を洗いながら会話だってできます。

ですが、これに対して、ミシガン大学のデヴィット・マイヤー博士は、次のように明言しています。

「大概、脳は複雑な2つのタスクを同時に処理することができない。

ただ、その二つのうちのタスクが脳の同じ部位を使わない場合は例外となる」

 

つまり、意識的に努力を必要としない活動は、メインの作業と同時に行うことができるということです。

 

自動操縦できるようなタスクは以下のようなものです。

✔︎自動操縦可能なタスク

・音楽を聴く

・書類をファイルにまとめる

・簡単な食事の支度

・ごく単純な手作業や修繕

とは言え、これらを集中を要するものと同時に行うのは得策とは言えません。

なぜなら脳が気を取られてしまい、ミスを犯しやすくなるからです。

これがマルチタスクの落とし穴になります。

マルチタスクはこんなことにも影響します。

・生活の質

・対人関係

・あなたにとって大切なもの全て

 

当たり前ですが、たくさんの作業をして心ここに在らずの状態で、生活の質を上げることはできないし、いいコミュニケーションをとることはできません。

 

それが積もり積もって自分の大切なものを失ってしまうかもしれません。

では、どのようにすればいいのか?

その解決策を今回は紹介します。

マルチタスクをやめ一つのことに集中する方法3選

シングルタスクで一点に集中しよう!

シングルタスクとは、「今ここにいること、一度に一つの作業に没頭すること」を意味します。

一つの作業に没頭すると、マルチタスクでは得られない強いエネルギーと鋭い集中力が得られます。

 

それが掛け合わさると

・充実感

・高い生産性

・確実な成果

この3つが手に入ります。

 

なので、僕が提示するアクションプランは、1日のスケジュールを行動スケジュールにし、この時間はこれをやるときめ、それ以外のことは一切しないと決めることがです。

 

その行動スケジュールの通りに1日を過ごしてみてください。

ただ、これが意外と難しいと思います。

急に用事が入ったり、そもそも携帯などが気になって、触ってしまうかもしれません。

ですが、この訓練をしていくとものすごい集中力が手に入ります。

是非やってみてください。

シンプルに考えるための時間を作る

考え事をする時間を確保しておくのも、すごく重要です。

たいていの人が必要のない考え事を暇になったタイミングでしてしまいます。

そうではなく、1日の間に、一人でじっくり考える時間を決めておくのがいいです。

 

15分でもいいので、そのような時間を確保しておくと、今考えていることはあとで用意した時間でじっくり考えようと思えるので、今ここに集中できるようになります。

 

例えば、1日の終わりの15分を日記を書く時間にあて、その時にその日あった自分が失敗した点やよかった点などを思い返したりすればいいのです。

 

余計な考え事をすると注意散漫になり一つのことに集中できなくなりますので、取り入れてみてください。

メモを頻繁に取り入れ集中力を手に入れよう

一つのことに集中している時に、ふといいアイデアが思いつくことがあると思います。

 

仕事のことでも、この後の夕飯でも、彼女へのサプライズでもなんでもいいのですが、その時はあとでまた考えられるようにそれらを書き留めて置きましょう。

 

スマホのメモ機能でも、紙のメモ帳でもなんでもいいです。

これをするだけで、作業への集中度が増します。

 

多くの方が、いいアイデアを思いついたら、そのことが頭から離れなくなり、今ここにいることではなく、未来の自分を想像してしまいます。

 

そうすると1つの作業に没頭することはできなくなるので、気をつけてみてください。

また、せっかくいいアイデアを思いついたのに、忘れてしまってはもったいないです。

メモ帳と違い、私たちの脳は100%正確に記憶することはできません。

そこで、何か思いついたらすぐにメモする癖をつけましょう。

僕はGoogle Keepというメモアプリを使っています。

なんでもいいと思いますが、何を使ったらいいかわからないという方は参考にしてみてください。

まとめ

マルチタスクという名のタスクスイッチングがいかに危険かわかっていただけたでしょうか?

 

実際に僕も以前はマルチタスク人間で、携帯を常に持ち歩きご飯を食べる時、仕事をする時、どんな時でもマルチタスクをしてしまっていました。

 

ですが、そこから、マルチタスクがいかに危険かを知り、シングルタスクに切り替えたところ、集中力がものすごく上がりました。

 

それだけでなく、1日の充実感や生産性まで上がっています。

実際にこの記事も、休憩を取らず2時間ほど書き続けています。

それもシングルタスクを意識しているからです。

 

もしマルチタスクが習慣になってしまっている方は、シングルタスクに切り替え、最高の集中力を手に入れていきましょう。

 

また今回参考にさせていただいた、SINGLE TASK 一点集中術」という本のリンクを貼って置きます。

この本のほんの一部しか紹介していないので、気になる方は手に取って読んでみてください。