皆さんスポーツ中やワークアウト中に音楽を聴いているでしょうか?
多くの方がモチベーションアップのために自分の好きな音楽を聴いていると思います。
音楽はいろいろな効果を発揮しますが、聴く音楽やどのタイミングで聴くかも重要となってきます。
また、男性と女性で音楽を聴くべきなのかも変わってきます。
今回はそのようなワークアウト中の音楽について解説していきます。
男性と女性で効果が違う?
実は、男性と女性で音楽を聴く効果というのが変わってきます。
結論、ワークアウト中は、男性は音楽を聞かない方が良いです。
男性はある特定の音楽を除いて、音楽を聴くと男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が減ってしまいます。
テストステロンは筋肉と密接な関係があり、様々な作用を筋肉細胞にもたらします。
また、細胞内のカルシウムを増加し、筋力を促進させ、筋細胞を崩壊から守ります。
テストステロンの効果は以下の4つです。
・タンパク質の合成の増加
・タンパク質の分解の減少
・筋サテライト細胞の活性化
・脂肪細胞増大の抑制
このような効果のあるテストステロンが音楽を聴くことにより減少してしまいます。
なので、耳栓やノイキャンセリング機能のヘッドホンで無音の空間を作り出すと、最大の効果が発揮できるようになります。
それに対して、女性の場合はほぼ全ての音楽で、テストステロンが上がることが分かっています。
こうしたことから、
・男性はワークアウト中に音楽を聞かない方が良い
・女性はワークアウト中に音楽を聞いた方が良い
と言えます。
これは、奈良教育大学の研究で、70人の参加者に様々なタイプの音楽を30分間聞いてもらい、参加者の唾液からテストステロン値を測って集計しました。
テストステロン値が著しく低下すると、メンタルが悪化したり、やる気が出なくなったりと、モチベーションに影響を与えてしまいます。
男性の場合どのようになったかというと、
テストステロン値を下げる音楽ランキング
1位 自分の好きな曲
2位 ポピュララー音楽
3位 ジャズ
4位 モーツァルト
5位 グレゴリオ聖歌
つまり、いつも聞いているような自分の好きな音楽や、その時に流行っている音楽は、聞けば聴くほどテストステロン値が下がっていってしまいます。
対して、女性の場合は
テストステロン値を上げる音楽ランキング
1位 ジャズ
2位 自分の好きな音楽
3位 モーツァルト
4位 ポピュラー音楽
5位 グレゴリオ聖歌
男性とだいぶ違う結果となっております。
この結果で言えることは、音楽を聴くと、男性は男性ホルモンが下がり、女性は男性ホルモンがあがるということです。
つまり、男性は女性っぽくなり、女性は男性っぽくなると言えます。
言い換えると、音楽は人を中性的にする効果があるということです。
よく、音楽は性別の壁も文化の壁も関係ないと言われますが、ある意味間違いではありません。
では、男性が音楽を聴くとやばいのかというとそんなこともありません。
もちろん音楽にはいいメリットもあり、例えば音楽を聴くとストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を減少してくれます。
また、単純作業の効率をあげてくれたりするので、音楽を全く聴かないようにするというのは行き過ぎかなと思います。
なので、男性は筋トレ前後に音楽と聞くといいと思います。
女性は筋トレ中もガンガン音楽を聴いていきましょう。
まとめ
今回はワークアウト中の音楽について解説していきましたが、正直これを知った日はびっくりしました。
僕は音楽を聞きながらのワークアウトが当たり前で、音楽がモチベーションを上げてくれていると思ってたのですが、男性である僕は音楽はあまりよくなかったのです。
これからは音楽は筋トレ前後に聴き筋トレ中は無音で集中してやっていきたいと思っています。
女性の場合はワークアウト中は音楽を聴くべきなので、自分の好きな音楽を聴きながら筋トレに励んでみてください。
ただ、一つ言えるのは、細かいことを気にしてやらないようになるのは本末転倒です。
どうしても音楽を聴きたいのであれば男性でも構わず聞いていきましょう。
何かのせいにしてやらないより、何かを犠牲にしてでもやる方が僕は良いと思います。
ぜひ今回のやり方が合いそうだなと思う方は実践してみてください。